[小学校]小学校英語教育の推進・充実に向けて[2015.1.7]

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174.【熊本県】

[小学校]小学校英語教育の推進・充実に向けて[2015.1.7]2015.01.07

1 はじめに

 本県の教育振興基本計画「第2期くまもと『夢への架け橋』教育プラン」では、「郷土に誇りを持ち、夢の実現を目指す熊本の人づくり」を基本理念に掲げ、子どもたちの「夢を叶える教育」を推進している。

 また、本年度は、重要施策の一つとして「グローバルな人材の育成」を掲げ、「英語教育の充実」に取り組んでいるところである。

 以下に、小学校英語教育の推進・充実に向けた取組を紹介する。

 

2 小学校英語教育推進事業について

 本年度の新規事業として、「小学校英語教育推進事業」を実施している。主な目的は、グローバル人材の育成に向けて、「小学校英語に係る教育課程特例校(以下、「特例校」)の取組を支援するとともに、小学校用英語教材『I CAN DO IT! Junior』【試作版】を作成し、県下に普及することにより、本県における小学校英語教育の推進・充実に資する。」としている。

 

 (1) 小学校英語教育推進協議会の実施(年間4回実施)

 県内特例校における小学校英語担当者の英語力・指導力の向上を目指して、各特例校の取組状況について共有化を図るとともに、小学校英語教育の在り方等についての講話・演習・協議を実施している。

※ 特例校関係者(学校、教育委員会)が出席・・・8市町村22校 

 

 (2)  小学校英語教育推進シンポジウムの実施(H27.2実施予定)

 特例校の取組の成果等を県内に普及させるため、特例校による実践報告を実施する予定である。

 

 (3) 小学校用英語教材「I CAN DO IT! Junior」【試作版】の作成

① 趣旨について

 2020年(平成32年)度に全面実施が予定されている小学校高学年におけ英語教育の教科化等に対応するため、本県独自の小学校用英語教材「 I CAN DO IT! Junior 」【試作版】を作成し、県内の小学校英語に係る教育課程特例校において活用を推進し、その成果等を県全域に普及させることにより、本県における小学校英語教育の充実に資する。

② 作成方針について

 本県重要施策「グローバルな人材の育成」に資する内容とする。

・ 現行の小学校学習指導要領に示されている外国語活動の目標を踏まえ、小学校英語の教科化に対応できる内容とする。

・ 児童にとって身近な生活場面を題材にするとともに、熊本の自然、地域、文化、行事、人物、歴史等が含まれるよう配慮し、初歩的な英語で、自分自身やふるさとの良さなどが表現できる内容とする。

・ 児童が試作版を繰り返し聞き、英語の音や語彙、基本的な表現に慣れるよう、テキストと併せて音声CDを作成する。〔写真1〕

③ 次年度に向けて                   

 後、特例校における【試作版】の活用及び検証を通して、本県独自の小学校用英語教材を完成させたい。

 

[小学校用英語教材「I CAN DO IT! Junior」【試作版】]

 

3 英語担当者指導法研修会について

 本研修会は、小学校外国語活動及びその導入を踏まえた中学校外国語の指導方法等についての協議等を通して、小学校外国語活動担当教員、中学校英語担当教員及び外国語指導助手の指導力の向上及び小中連携の推進を図り、小中学校における英語教育の充実を目的として実施する研修である。本県教育委員会主催で年1回行っており、各教育事務所等ごとに実施する研修として、各地域の実態に応じて研修内容を工夫しながら実施している。

 

4 おわりに

 平成25年12月、文部科学省から「グローバル化に対応する英語教育改革実施計画」が発表され、平成26年10月には文部科学省が設置する「英語教育の在り方に関する有識者会議」の会議結果が、「今後の英語教育の改善・充実方策について 報告 ~グローバル化に対応した英語教育改革の5つの提言~」として報告された。

 今後、英語教育改革の動きが加速化することが予想されるが、本県児童生徒の英語力の向上に向けて、英語教育の推進・充実に取り組んでいきたい。

 

(熊本県教育委員会 指導主事 藤岡寛成)

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