[小‐中]名古屋市立中学校における英語教育の取組について[2014.12.22]

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172.【名古屋市】

[小‐中]名古屋市立中学校における英語教育の取組について[2014.12.22]2014.12.22

1 外国人英語指導助手の活用

名古屋市では「英語が話せるなごやっ子」の育成を目指して、外国人英語指導助手(以下、AET)85名を、市内全中学校(109校)に派遣しています。各学校では、AETと日本人英語科教員(以下、JTE)とのティーム・ティーチング(以下、TT)による授業を、1クラス当たり年間28時間行うとともに、学校行事や部活動等の様々な場面で、AETと生徒との交流が図られています。各学校では、週1時間のAETとのTTによる授業をどのように進めていけばよいか、AETを効果的に活用するにはどうすればよいかについて、工夫・改善をしながら様々な取組を行っています。

 今年9月に実施した各学校への聞き取り調査では、AETの派遣効果として、「外国人に英語でコミュニケーションを図ろうとする態度の育成」、「英語を聞く力・話す力の向上」、「異文化への興味関心の高まり」という点が多く挙げられました。AETに対する評価は概ね高いですが、実際に生徒の英語力やコミュニケーション能力がどのぐらい高まったかということを客観的に把握する調査は未実施です。AETには、言語活動の進行役にとどまらず、生徒一人一人のコミュニケーション・パートナーとなり、「もっと英語を使ってみたい」と生徒に思わせるような魅力ある存在であり続けてほしいと願っています。

 

2 アイデアいっぱい!楽しい授業づくり講座の開催

 教員研修を担当している名古屋市教育センターでは、毎年、夏季休業中に、「アイデアいっぱい!楽しい授業づくり講座」を開講しています。中学校・英語科では、昨年度からテーマを「How to Collaborate Closely with an AET」として、AETとJTE双方のよさを生かした授業づくりについて研修を実施しました。

 本年度は、中堅教員3名とAET3名が講師を務め、市内中学校に勤務する65名の教員が受講しました。研修では、ICTを活用しながら、職業当てクイズや外国文化を話題にして対話をする活動、紙上ディベートをする際のブレインストーミングの仕方など、生徒のコミュニケーション能力を高める授業づくりについて、演習を含めて受講者が学びました。受講者からは、「AETとのTTについて、様々なアイデアを学ぶことができた」という感想が寄せられました。

 

3 今後の課題

 本市では、将来、国際社会の中で活躍することができる児童生徒の育成を目指し、今後、グローバル人材育成教育を推進していく予定です。その中には、英語教育の更なる充実も含まれます。国の英語教育施策の動向を見極めながら、児童生徒の英語力やコミュニケーション能力を更に高めていきたいと考えます。

 

(名古屋市教育委員会 指導室 指導主事 武田 一宏)

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